
子どもが離乳食を食べなくてイライラ…。乗り越えた先輩ママ&パパの話が聞きたいな。
離乳食を始めたものの、赤ちゃんが全然食べてくれない…という悩みを抱えているママやパパは多いのではないでしょうか。
栄養がしっかり摂れているか心配になり、周りの子どもたちが順調に食べている姿を見ると焦りが募りますよね。
実は筆者の子どもも離乳食を食べない赤ちゃんでした。
手作りの離乳食を一生懸命準備しても、赤ちゃんが食べないと、どうしても悲しい気持ちやイライラが湧いてきてしまうことも。
そんなつらい状況をどう乗り越えたのか、私の体験談を通して、心持ちや頼った道具、そして今の子どもについてお話しします。

個人の体験談なので、ひとつの例として参考にしていただければ嬉しいです。
離乳食を初めて1週間で異変が…
離乳食を始めたのは、ちょうど5ヵ月を迎えた頃。

最初はわくわくして、どんな反応をするのか楽しみでいっぱいでした。
最初の数日間は、おかゆや野菜を少しずつ試してみて、案外食べてくれるんじゃないかと思っていたんです。
しかし、だんだんと食べる量が減り、1週間ほど経つと全く食べなくなりました。
口には入れても、すぐにペッと吐き出してしまったり、食べ物で遊ぶだけで、食べる気配が全くありません。
最初は「食べないのは仕方ない」と気楽に考えていましたが、だんだん不安になり、栄養が取れていないのではないかと心配に。

離乳食が順調に進んでいる子のママの話を聞く度に、焦ってしまっていました。おかげで食事の時間が毎回ストレスに…。
結局、しばらくはミルクに頼りっぱなしになっていました。
「どうして食べないの?」と、思わず心の中で問いかけてしまうこともありましたが、もちろん赤ちゃんは食べない理由を教えてくれません。
赤ちゃんのペースに合わせなきゃいけないとは分かっていたものの、やはり焦りとイライラが募り、ついプレッシャーをかけてしまったり…
そんな気持ちを抱えながら、日々悩んでいました。
離乳食を食べない我が子…どんなことをした?
離乳食を食べない赤ちゃんに対して、私が試したさまざまなアプローチをご紹介します。
どれも一度ではうまくいかず試行錯誤を繰り返す日々でしたが、その中で効果があった方法もありました。

ここでは、食べてくれない我が子にどんな工夫をしたのか、具体的にお話しします。
市販のベビーフードを試してみた
最初は手作りの離乳食にこだわっていたものの、赤ちゃんが食べないことに悩んでいた私は、市販のベビーフード(BF)を試してみることにしました。
少しでも食べてくれるかもしれないと思い、手軽で食べやすいBFを与えてみたところ、意外にも最初の一口を食べてくれました。
中でも、フルーツのピューレやおかゆが特に食べやすかったようで、少しずつ食べる量が増えていきました。

赤ちゃんによっては、市販品の方が食べやすい場合もあるんだなと実感しました。

手作りの離乳食も素敵だけど、BFも頼りながら力を抜いて進めるのもひとつのきっかけになるかも!赤ちゃんの気分が少し変わったのかもしれないね!
食材を分けてあげるようにした
最初は色々な食材を混ぜて混ぜご飯を作っていましたが、どうしても食べてくれませんでした。
そこで、思い切って食材ごとに分けて出すことに。
おかゆ、お野菜、果物を別々にお皿に並べてあげると、赤ちゃんは少しずつ興味を示し、食べるようになったのです。
色とりどりの野菜を見せることで、食べ物に興味を持ってくれるようになり、前よりも食べやすそうに見えました。
親が楽しそうに食事をする姿を見せた
食事が楽しい時間であることを伝えるために、私も積極的に「おいしいね!」と声をかけながら、楽しく食事をしました。
赤ちゃんは私たちの表情をよく見ているので、私が食事を楽しんでいる姿を見せることで、食べることに対して少しずつ興味を持ってくれるようになったのです。
食事の時間が嫌な時間から、楽しい時間へと変わった瞬間がありました。

パパ&ママも笑顔で過ごすことが一番!
あえて遊びながら食べさせてた
食事の時間を楽しくするために、あえて遊びながら食べさせる方法を試しました。

例えば、スプーンにご飯を乗せて、「ブーン!」と飛行機のように遠くから口に向かって持っていくと、赤ちゃんが自然に口を開けてくれることが!
遊びながら素早く食べさせることで、嫌がることなく食事を進めることができました。
私も食事の時間に対するストレスが減り、楽しく育児ができるようになりました!
1歳頃から少しずつ食べるように!
紹介した策をいくつか試した結果、子どもが1歳になった頃から麺類を食べるようになりました。
最初は食べ物に対して抵抗があったものの、少しずつ好きな食材に出会うことで食事の時間が楽しくなり、食べる量も増えてきました。

特に麺類がお気に入りだったようで、徐々に食べてくれるようになり、その過程で、私自身のメンタルが少しずつ楽になりました。
最初は食べないことに焦り、どうしても無理に食べさせようとしていましたが、
「いつか食べるようになる!大人で食べない人はいない!」と開き直ったことで気持ちが軽くなったのです。
焦らず、赤ちゃんのペースを大切にすることが、私自身の心の余裕に繋がりました。
また、食べられた時にはしっかり褒めることを意識するようにし、食事の時間が楽しいものだと伝えることが、赤ちゃんにとっても良い影響を与えたと思っています。
5歳になった子どもの様子は?
離乳食を食べないと悩んでいた子は現在5歳。
相変わらず偏食が続いていますが、今ではいやいやながらも少しずつ食べるようになりました。
野菜を嫌がることもありますが、麺類や魚、肉など食べ物への興味が広がってきたと感じています。

離乳食を食べない時期は本当に悩んでいたし、どうしてもイライラしてしまうことが多かったですが、今ではあの時期が懐かしく感じるから不思議です。今となっては笑い話にできるくらいです。
あの頃はとにかく必死でしたが、今では少しずつ食べるようになったことで気持ち穏やかに過ごせています。
食べないのは一時的!焦らなくても大丈夫
離乳食を食べないことで悩んでいるママに私から伝えたいのは「焦らなくても大丈夫!」ということです。
私も、赤ちゃんが食べないことで何度もイライラし、涙を流したことがあります。
しかし、時間が経ち、子どもが成長するにつれて、食べない時期は一時的なものだと実感しました。
今まさに「離乳食を食べない」と悩んでいるママも、きっと不安や焦りを感じていることでしょう。
でも、どんなに食べない時期が長く感じても、子どもは必ず元気に育ちます。

食べないことを気にしすぎて無理に食べさせようとすると、親も子どももストレスになってしまうので、少し肩の力を抜いて、赤ちゃんのペースに合わせることが大切です。
今回の私の体験談を見て、「他のママも同じように悩んでいるんだ!」と共感してもらえたなら、少しでも気持ちが楽になるのではないでしょうか。
私も悩んだ時期があったからこそ、同じように悩んでいるママたちに「大丈夫」と伝えたいです。
食べない時期が続いても、焦らず気長に、そして楽しみながら乗り越えていきましょう。
元気に成長する姿が待っていますよ!